試作機?「PT-3D」ダイナミック×3

試作を続けていたダイナミックドライバを3つ使ったイヤホンがひとまず完成しましたので、例のごとく試作機として少数ですがオーダーを受け付けます。試作機?の「?」は試作機にするかワンオフ的な企画ものとして今回限りにするかわからないからです。

【PT-3D】

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3Dの名称の通りダイナミックを3つ使用しています。3つともそんなに大きなものではなく小型1つ、中型2つを使っています。
当初は1つは大型ドライバにしようと思いましたが、大型ドライバを使うと音量のバランスがうまく調整しにくいのと(コンデンサや抵抗は使わずすべて物理的なものだけでアコースティックに仕上げる方針なので)、今作れる筐体(旋盤では〇形状のみ)ではうまくすべてのドライバを収めきれないという理由です。とはいえ大型ドライバには低音のスケールの大きさに魅力を感じていていずれ作ろうかとは思っていますが、それが3Dになるのか2Dになるうのかハイブリッドになるのかは未定です。

中型ドライバ2つを綺麗に前後に配置して中型ドライバの少しだけ大きいほうを一番後ろに配置してその大きさの差異からできる隙間から音をまえにだします。これで中型ドライバ2つを1つのドライバにすることが可能になりました。
あとは小型ドライバとこの中型ドライバ2つで作ったものを10-634のように前後に配置することで3つのイヤホンの音を1つの穴から出すことが可能となりました。少し違うのは一番前に配置する小型ドライバを中心から少し軸をずらして配置することで、その後ろの2ドライバの音の通り道をより大きく確保することで低域だけでなく中域も小型ドライバの脇から前に通すことができました。
ここら辺の話はすこし難しいので、またいずれ動画などでお話できればと思っています。

【形状】

今までのイヤホンより少し太いです。特に背面に向かって太くなっていてフロントは10-634などと変わりません。フロント筐体はのドライバ1をより近くに配置できるので今回も採用しています。
全体的に今までよりも横から見たら台形のような形をしており、丸みもあまりありません。ドライバが3つなので大きくなるのはやむを得ないという感じです。背面はいつもより少しだけ大きく開いています。ステンレスメッシュと内部には音漏れ用のフィルタがついていますが、ドライバ3つなだけあって多少は漏れます。10-634くらいという感じでしょうか。ここはもう少し形状も考え続けていい案があったら採用してみます。あまり背面をふさいでしまうと音が細くスッキリしてしまい低音も弱くなったりピークがでたりするのである程度は仕方ないと認識してもらったほうがいいかもしれません。

またドライバが3つなだけあってまぁまぁ重たいです。あまり耳かけ?は好きではありませんが、これに関してはそのほうが安定するかもしれません。そのためケーブルは内側に斜めにだします。もちろんイヤピで普通に保持できるのでケーブル下出しでも可能です。私はそっち派です。
形状などは引き続き試行錯誤しますので完成までによりいいものが出来上がれば多少は変るかもしれませんが、現時点ではこの形状でいくつもりです。

 

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【音について】

ダイナミック2機ではそこそこ派手は音になってしまいましたが、ダイナミック3つの今回はそれと比べると結構素直なダイナミック型の音と感じます。最近は9-634のような落ち着いた音とピークの少ない聴きやすい音やある程度の繊細さを確保したものを作ってきましたが、今回はそれにダイナミックらしいワイルドなというかいい意味の雑な感じや雰囲気のある音を合わせています。
3つで1つの音を作るというコンセプトなので3つ使ったから音が3倍よくなるわけではなく、メリットもあればデメリットもあるという感じです。
一番のベースとなるフロントのドライバ1には9ver.紅木のドライバとフィルタを使用します。ただ、9ver.紅木よりも背面がより防がれることと、他の2ドライバの音を通すためにドライバ1を密閉しないことから少し軽く派手な音になり違うものと思ってもらったほうがいいです。とはいえベースになる音が一番重要なのでそこにはいま使っているドライバで一番可能性のあるものを使用しております。

【試作機とするかどうか?】

今回は後ろの2つのドライバがおそらく続けて手に入れるのが難しい感じです。なので試作機としつつも完成品になるときには別ドライバになっている可能性が高いです。よって試作機というよりもワンオフ的な企画ものと思ってもらったほうがいいかもしれません。

価格は 25000円(税込) 数量は多くて5つくらいが限界

試作機ですがドライバ3つ使うことと作る時間などを考えるとかなりの原価と時間が必要になるのでこの価格とさせていただきます。
木材は大体なんでもいけるかなという感じです。背面が大きく開いているのでそこまで木材の音質差はないです(多少はあります)。何か希望のあるものがあればオーダーの際にお伝えくださいませ。可能なものと照らし合わせてご提案させていただきます。

オーダーはコチラ
→ 634ears オーダーページ

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今回、はじめてダイナミック3つを作りましたが、なかなか面白かったです。またこれが出来たのは10-634やPT-DD2のようなダイナミック2機をやったからできたことであって、応用できたことが個人的には満足です。
またこれができたということは2D+1BAなども可能になるということであり、個人的にはBAの「声の聞き取り易さ」を応用した中域にBAと中高域にDと低域にDというようなハイブリッドも構想しています。

 

 

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