定番ラインナップ以外の木材をテスト

新シリーズの5S-634と6S(G)-634の定番6種の木材以外の木材をお客様のご協力によりテストしてみました。

【カリン(花梨)】

 

wpid-img_20160714_173706.jpg

プロトタイプのときのお客様のご提案により作ってみました。なお花梨材の筐体に関してはある方(M氏)のご協力で大まかな加工をしていただきました。もちろん細部の加工は私がしております。

いわゆる明るい茶色な見た目です。筐体自体の硬さは普通。木目もノーマルで表面には木目がでて粗さがあります。
薄くコーティングしております。厚みのあるコーティングで木目の凹みを完全に消してフラットにしようかと思いましたが、今回は軽く仕上げております。

聴いた感じの印象では音色が明るい、響きよりも歯切れがよくとても聴きやすいです。軽やかという感じでしょうか。
5S-634の音とはかなり相性がいい気がします。これが4系やPEKOタイプだと物足りなかったのかもしれませんが、このイヤホンとの相性はGOOD♪

定番に入ってもいいのではないかという印象ですね。ケヤキやチークと傾向的には似ていますが、チークはもうすこし音が暗いというか真面目で低音には響きがのる感じで、ケヤキはもうすこし軽い響き方がしますので、やはり違いがありますね。

 

【花梨瘤】

wpid-img_20160714_175035.jpg

こちらもプロトタイプのお客様にご協力してもらってテストしています。実験台ありがとうございます(いやスイマセンw)

花梨瘤は木目が独特で同じものが1つとないほど木材のどの部分をとるかで色も模様も変わってきます。赤い部分が強いところもあれば明るい茶色の部分もあります。黒い部分も。そしてその部分によって硬さが違って加工で綺麗に形作るのが難しい。
また、花梨瘤はコルクの硬いやつみたいな感じで加工の際にボロボロと崩れることが多いです。大きなものを加工するならまだしも、イヤホンはとても薄く加工しますから大変でした。20個くらい加工して使えるのは3個くらい。泣きそうになる(笑) 木材単価としてはウチの素材ではダントツ高いのにw

コレに関しては強度を増すために筐体を通常の3倍の厚みで作っています。その分大きい。背面にもアルミを使っています。
コーティングしたほうが美しいのですが、とりあえず今回はオイルフィニッシュのみ。

音は5S-634が別物になった感じです。プロトタイプからドライバの前蓋を変えて音が繊細になったはずなのに、やけに力強い。そして低域と中域の間の中低域が盛られる。これは筐体の素材というより筐体の厚みと空間の大きさからなるものかもしれない。

うーむ、素材だけでなく音も癖があるとは…  個人的にはもっと精密な加工が花梨瘤で出来るのならば欲しい素材なんですよね。何より見た目が渋い!エロい。
ただ加工が大変すぎてモノとしての作りはカタチが整わず雑に仕上がってしまう。また木材を加工して筐体として使えるものになる率が低すぎてもったいない(笑)とりあえず準レギュラーとしても定番に入れるのは無理そうですが、個人的にテストは続けて行きたいと思います。私が欲しいのでw

ご協力くださいました方々ありがとうございました。

 

———————————————————–

 

こんな感じで、たまに定番とは違う素材をテストして使えるものは単発の限定品として使えるようにしようと思っています。
コレに関しては完全に気まぐれなので、そのとき面白い木材があった人はラッキーくらいな感じでお願いします。

 

PAGE TOP