8-634についての補足

先日リリースした8-634ですが、かなり質問が多いので少し補足しておこうと思いまして… 文章下手だからこうなるのか(汗)

【筐体や外観、ケーブルなど】

・筐体の大きさ
大きさは通常の他の634earsのモデルより短いです。フロント筐体がまず数mm短く、木材部分は5mm短い。
私が普通に装着して耳から飛び出ることはないです。

・背面のメッシュ
背面をメッシュにしてオープンにして開放してますが、オープン型のようなイメージをされている方が多いようで、普通にカナル型で背面の穴が大きいだけだと思ったほうが近いと思います。ドライバの音が背面から僅かに抜けますが音漏れが酷いということはないです。
背面をオープンにしたのは試作している段階で高域のカチカチ音などがきついと感じるときや低域のワイド感がもう少し欲しいと思ったためです。背面筐体で音の硬さや響き方がかなり変わります。金属だと背面に跳ね返るような音がすることも。
そういった部分を考慮してドライバの音と8-634の目指す音から背面がメッシュになっています。

・木材の種類による音の違い
背面が開いていることから木材の種類による音の違いは小さいです。なので見た目や質感で選んでも問題ないと思います。ただし心配な方は硬めで表面の滑らかな木材をお勧めします。

・ケーブル
ケーブルはストレートプラグで着脱なし。色は黒です。耳かけしやすいようにやわらかく軽いものをチョイスしてます。
着脱はテストしましたが安定せずやめました。あと音が微妙だったときにケーブルを変えて逃げるのが嫌でして。ケーブルも含めて決めた予算のなかで良いモノを作りたいと思っています。

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【音について】

・高域寄りではない
キーワードに「高域」と書いてますが、「高域寄り」ではありません。高域を今までのモデルより出しているという意味です。
私の作るイヤホンは基本的に 低域部分の頂点(もっとも出ているところ)と中高域部分の頂点が同じ値になるようにしています。これが一番理想だからです。ほとんどの市販のイヤホンでは中高域部分のピークのほうが圧倒的に高いですが。それだと高域にピントを合わせた場合に低域が足りず、低域にピントを合わせた場合に高域がきキツく感じます(ピークの場所にもよりますが)
このイヤホンも例外ではなく、高域のピークと低域のピークは同値です。よって低域もでています。
ただし、若干音量がとりずらいです。ゲインを上げるかいつもより音量を2,3割増ししたほうがいいでしょう。

・高域の勘違い
高域というキーワードから「カッチリ」した音を連想される方が多いようですが、このイヤホンはあまり輪郭を際立たせない滑らかな音を目指しています。適度な鋭さは残していますが。

カッチリとした輪郭にシャキシャキとした刺激とキラキラ音、明るく鋭い音色であればとてもわかり易い音ですが、この音は私の目指すものではありません。むしろ嫌いですらあります。最近のこの類のイヤホンの多いですね。たしかに1聴してわかりやすいんですよね。だから売れる。売れると販売店もそういう音をいい音として紹介しはじめた矛盾が今の現状ではないかな。

また音の粒感は634earsの中で一番細かいです。そこが繊細だという言葉を選んだ部分なのですが、1音の輪郭をあまり際立たせずに周りに馴染ませるような滑らかさもあるので、繊細だといってカッチリシャッキリではないです。

・音場
音場は634earsの中では一番広いかと思います。私の作るイヤホンは4-634が基準になっているのでボーカルなどは楽器類より一歩前に出したい意図があって距離は近めです。(6-634や5-634は遠目ですが)そのため横方向へはあまり広くなく小バコのライブハウス(楽器の生音がスピーカーからではなく直接ギリギリ聞こえるような空間距離のハコ)を想定しているような感じですが、8-634は音が近すぎず遠すぎずなので空間は少し広めです。

・ボーカルの相性
基本的に男性ボーカルや低めのパワフルな女性ボーカルが好きなので今まではそちらに寄せた音作りをしていましたが、今回は少し高めの帯域にピントを合わせているので女性ボーカルのほうが相性がいいかもしれません。要はその帯域が出ているということです。

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こんなんで大体カバーできたかしら?

木材はオーダーのときに特徴など質問してください。一応オーダー可能な木材はすべてお伝えします。ちょっと追加料金とる木材もありますが(数種類だけ+1500円ほど)、木材の在庫はその時あるものが変化しますので。

8-634

 

 

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