テスト機「8-634 スタビライズドウッド」木材紹介

ちょっと変わった木材を手に入れましたのでご紹介いたします。

スタビライズドウッド」というのをご存じでしょうか?

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この色のついたような木材なんですが、表面を塗装してニスなどでコーティングしているわけではなく、色のついた樹脂に漬けこんで真空にすることで木材の中まで浸透させ、その後乾燥させた木材なんです。
元の素材は木材なのですが 樹脂を浸透させている時点で100%天然の木材ではなく、使うのを躊躇していたのですが、実はメリットのほうが多いなと使ってみてわかったので新しく採用しようと思った次第です。
まず、このような特殊な木目がでるものは元の木材が瘤材だからなのですが、瘤材は硬い部分と軟らかい部分が混在していてとても扱いにくい木材なんです。ですが、樹脂を浸透させているため元の木材そのものが強度アップさせており、全体の硬さも均一に近いものになっています。また、本来なら凹凸のある木目の木材も樹脂が入り込みその隙間を埋めることで加工するととても滑らかな質感になります。 それでいて、基本は木材なので磨いてケアすることで艶もでるし、使い込むことでいい雰囲気の艶感も得られるし、コーティングしてテカテカにすることも可能です。

そんなわけでスタビライズドウッドを加工して1つ作ってみました。

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製作したのは「8-634 スタビライズドウッド」加工後の仕上げはオイルフィニッシュです。
オイルで磨き上げることで元の木材より艶がでて色味も濃く出ています。

花梨瘤の色付きという感じでしょうか。表面に凹凸もほぼなくとても滑らかな質感です。

今回のスタビライズドウッドはネイビーにオレンジ色が少し入ったようなものを使ってみましたが、モノによっては青だったり赤だったり黄色だったりといろいろあるようです。本当は木材を仕入れて樹脂を真空法で浸透させて作るところからやりたかったのですが樹脂が手に入りにくく、手持ちの道具もカスタムIEM自作するときに使っていた真空おひつしかないため、買ったほうが早いとおもって購入しました。それでもなかなかないんですけどね。

肝心の音質はというと、とくに変な癖も乗らず響きずぎない印象です。ここら辺は元の木材に由来するのか樹脂のためなのかはイマイチわかりません。
まぁ見た目重視で選ぶ感じで十分だと思います。

そんなわけで、スタビライズドウッドもオーダー時に選択が可能な場合がありますので、希望される方はオーダーの際にご相談ください。ただし、かなり数が少なく、今回の木材も6セットほど削り取ったらなくなる感じです。これを書いている時点でもうかなりなくなっていますが。
他にも良いものがあれば仕入れてみようと思います。

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