量産型試作機

前にブログで言及した量産型のイヤホン。
手作りの部分を少なくして仕上がった部分を組み立てることで人件費や作業コストを減らし価格も抑える企画。その試作機を1つ作ってみた。

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【外観】

フロントはアルミでメッキコーティングしてある、背面は紫檀系。ケーブルはMMCX着脱。

初期の頃に金属筐体を作ってもらっていたところが販売している筐体で、昔はこれの前後がフルアルミのメッキコーティングなしがあったと思うんですが、今はないみたいでコレがありました。昔のものよりもフロント部分の音導が0.5mmかもうちょい太いみたいで好みですね。

唯一、カナル部分が今使っている通常の8-634(89,9も)より4mmくらい長い。ここが個人的には懸念している部分です。

背面は木材ですが、真背面の大きなメッシュの穴は開いてなくて空気を取り込む小さな穴が筐体の上部に開いているだけです。この穴が1mmもない小さなあなで汚れて詰まってしまったら音が変わるので、もう少し大きくあけて遮音材で音漏れを防ぐなどの対策は必要そうです。
あと、背面が開いてないので背面木材による音の影響があります。音色の明るさはあるのですがやはり響きに木材ぽさがでてしまいますね。いい意味でも悪い意味でも。

【音】

通常の89-634よりも少しキレがあるタイプでピークも少しでます。音が鋭いといったほうがいいでしょうか。
パッと聴きはあまり変わらないのかなと思ったのですが、聴いているとこちらのほうが聴き疲れする感じがあります。通常の89-634はピークを抑えることでそれより上の帯域の高域部分も繊細に出すことができますが、これは高域部のピークのためその上の超高域が少し劣ります。ただスピード感やキレが増すのでそこは好みといえるでしょう。

ここら辺のことは、カナル部分が少し長いことで音導内での反響だったりの影響が大きいと思います。あとは筐体の素材と分厚さなどもですかね。

背面もオープンではない木材の良さと悪さがでてしまっています。余韻長めの響きが乗ってしまうので抜けの悪さというかそこらへんは少し感じるところではあります。しかし音漏れに関しては通常のものより明らかに少ないので外で使うイヤホンとしてはこちらのほうが使いやすい。
木材の響きを抑えるために木材の内面に遮音材や吸音材を施すなどすれば、かなり通常の89-634に近いかもしれない。

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まだ試作で、この筐体を採用するか決めてもないのですが、悪くはないです。大きさもほどよく装着もいい感じです。MMCXにするとケーブルが筐体の一番後ろ部分から出てしまうので、そこが少し重たくなってしまう欠点もあります。個人的には着脱なしで内側へ斜めにだせばそこは解消できますが、それでも着脱がいいという人のほうが多数だろうなと思います。

もう少し試作を続けてみましょう。これであれば1万前後で販売できそうな気もしています。
これでいいんじゃないか感も若干してるんですけどね(笑)

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