量産型試作機 続き

量産型試作機、その後少しずつ調整をしておおよそ完成?と言ってもいいのかなという感じです。

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結局、この筐体に落ち着きました。
価格、筐体の完成度、シンプルさ、音への影響そこらへんを一番クリアしているのかと思います。通常の89-634のほうが前の記事で書いた通りドライバが近くに配置されるので、音導の影響がすくなくピークが変なところに出ないのと単純にドライバが近いので超高域などは今までの通常の89-634のほうに分があります。しかし、こちらの量産型のほうが筐体の音が乗るのと少しピークもでるので高域がわかりやすく繊細で解像感みたいなものを感じます。わかりやすく言うと今っぽい音?という感じでしょうか。

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上の写真の右側が一番最初に金属筐体で作った89-634ですが、この筐体だとアルミのジャキジャキしたような歯切れの良さが際立って、音も通常の89-634より少し太く元気なタイプの音がしてました。それだと89-634の意味がないんですよね。89は繊細さとか聴きやすさが特徴の万能タイプですから。ちなみにこの筐体も今回採用する予定の筐体を作っているところが作っている削りだしの筐体です。

【外観の特徴】

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量産型は筐体はアルミですがメッキコーティングしてあります。カナルは通常の89より少し長いのですが音導の広さは通常のものとほぼ同じで広いです。ほかのダイナミック型のイヤホンでよく使われるものより0.5~1.0mmくらい直径が広い穴になってます。これは高域をしっかりだすために必要な条件でした。

《音漏れ》

筐体のフロントにはものすごく小さな穴があいており僅かに圧を逃がします。そこにはフィルターを2重で施しているので低音や音が抜けるとか漏れるということはないです。

背面には穴があいてますが、内部に音漏れ防止ように遮音材を穴の部分にだけ貼り付けています。なので音漏れは限りなく少なくしてます。今までの通常の89-634は背面が大きく開いているため音漏れが多少ありましたが、今回は電車や人混みのなかでも使えると思います。これはアンケートでの要望で多かったものなので必須だと思いました。

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《ケーブルの着脱》

ケーブルは、通常通りの着脱なし、MMCXでケーブルなし、MMCXで着脱ありの3種用意しようかと思っています。もしかしたら2種になるかもですが。着脱要望は7割くらいの方が希望されていて、残りの割の方は着脱しないほうがいいという感じでした。最近はバランス接続などもあるので着脱でそういったケーブルを使用して使う人も多いというのも理由の1つでしょう。
MMCXは筐体から凸るタイプにしてますが、もう少し出っ張りが低いタイプにしようか迷っています。

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上の写真がMMCXの凸でっぱりの少ないタイプです。こっちのほうがスッキリしているかな…

【筐体に合わせたチューニング】

この筐体に合わせてドライバのチューニングを少し変えています。配置位置とフィルターの2つを少しだけ弄っています。89-634そのままのドライバをこの筐体に実装するとほとんど8-634みたいになってしまうんです。背面が大きく開いてないことと音導が長いことでピークが出てしまうためです。なのでドライバ背面のフィルターをもう少しフラット寄りにしています。ドライバの配置位置もピークのでる帯域を自然な位置にもってくるために0.5mm程度下げています。
この状態で背面の蓋をせずに聞くと9-634寄りの音になってしまうのですが、背面の開いてない筐体をつけて小さな穴から空気を取り込むことと筐体の音の影響でちょうど89-634っぽくなってます。

また、フロント筐体の直径が大きいのでドライバの固定による振動を抑えるために、耐震ウレタン素材、真鍮、耐震ウレタン素材の3重構造でしっかり固定してます。これにより筐体にドライバの振動が伝わることなく音のぶれもないので低音がとてもタイトです。そのぶん少し低音のボリュームが少なくなったように感じる印象もなくはないですがタイトな低音を実現することで中高域の邪魔をしないようにしてスッキリした音の89-634となっています

【価格は?】

価格はまだ未定ですが、1万前後を考えています。これがギリギリですかね。
ケーブルなしのMMCXタイプで1万くらい、ケーブルありでプラスという感じになるかと思います。

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今日の段階で筐体の数の確保がまだ連絡がきてなくて決定できないのですが、そこがクリアでき次第、量産機のオーダーを募集しようかと思います。イヤホンの型番というかネーミングもまだ未定なのでそこらへんももう少し詰めようかと思います。
おそらく今週のどこかでオーダーを募ることができるかなーという現段階の状況です。

 

 

 

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